【高い方がいい!?】投資信託の基準価額の意外なヒミツ

どうも、えのきです!

 

「投資の登竜門」とでも言いましょうか。

「投資信託」という言葉は多くの方に聞き馴染みがあると思います。

その投資信託の価格(基準価額といいます)が商品によって違うことはご存知かと思います。

でもどの基準価額も最初は10,000円からスタートしているんです。

とすると、株式と同じように高いときは「割高だ」、低いときは「割安だ」と考えている方は多いのではないでしょうか?

 

実はその認識、間違ってます!

投資信託は「高い方がいい」んです。

 

なぜ高い投資信託の方がいいのか、順に解説していき、最後に補足説明をしたいと思います。

 

それではいってみよ〜!

 

インデックスファンドとアクティブファンド

投資信託は大きく分けて2種類があります。

それがインデックスファンドアクティブファンドです。

 

インデックスファンドとは

例)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

インデックスファンドは指数(日経平均株価やS&P500など)に合わせて値動きする投資信託です。

日経平均株価に連動するインデックスファンドであれば、日経平均が上がれば基準価額も上がり、下がれば基準価額も下がるという値動きをします。

指数に連動するだけですので、手数料が安いことも特徴の一つです。

 

例に挙げた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に関して。

「S&P500インデックスマザーファンド」への投資を通じて、主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行い、信託財産の1口当たりの純資産額の変動率を対象インデックスの変動率に一致させることを目的とした運用を行う。原則、為替ヘッジを行わない。

楽天証券

 

アクティブファンドとは

例)ひふみプラス

アクティブファンドはインデックスファンドよりも高い利益を出すことを目標に、証券マンが銘柄を選び、組入銘柄の割合などを調整しながら運用する投資信託です。

人件費や銘柄入れ替えの手数料がかかるため、手数料が少し高いことも特徴です。

 

例に挙げた「ひふみプラス」に関して。

「ひふみ投信マザーファンド」を通じて、国内外の上場株式に投資する。経済循環や経済構造の変化、経済の発展段階等を総合的に勘案し、適切な株式市場を選び、定性・定量の両面から調査・分析を行い、長期的に選別投資を行う。株式の組入比率を柔軟に変化させ運用を行う。

楽天証券

 

基準価額が安い≠割安!チャンス!

さて、ヒミツの本題です。

ここからの話、実は「インデックスファンド」には当てはまらないお話

理由は一つ。

インデックスファンドは人の意思決定が及ぼす影響が極めて少ないためです。

何が言いたいのか、どういうことなのか、続きを読んでいただければわかっていただけると思います。

 

先ほども言いました。

アクティブファンドは買い付けた人たちのお金を証券マンが預かり、どの企業の株をいくら購入するか決め、市場の状況が変われば銘柄を売ったり買ったり、割合を調整したりしてくれる投資信託です。

つまりアクティブファンドの損も益も証券マンの腕にかかっています

 

「基準価額が高い」とは

基準価額が高いことは何を意味するのか。

10,000円の基準価額が12,000円になった場合、20%の利益を出したことになります。

この運用をしてくれている証券マンはきっと腕がイイのでしょう。

 

「基準価額が低い」とは

逆に基準価額が低いことは何を意味するのか。

10,000円の基準価額が8,000円になった場合、20%の損失を出したことになります。

この運用をしてくれている証券マンはきっと調子が悪いのでしょう。

 

まとめ

ここまで聞いて、

あなたはどちらのファンドにお金を預けたいですか?

 

アクティブファンドは「株式」ではありません。

より信頼のおける証券マンにお金を預けようと思うのは誰もが望むことだと思います。

 

最後に補足させていただきます。

これまで基準価額によって良い・悪いといった判断を下してきましたが、これではちょっと期待値の高いギャンブルとなんら変わりないと私は考えます。

正確に言えば基準価額が高い・安いではなく、継続的に利益を出せているかどうか、ドカン!と下げるような運用をしていないか、といった観点で見てほしいということです。

 

「今」だけを切り取って判断してはいけません。

「今まで」の流れから情報を掴み取って判断する必要があるのです。

 

多くの人にとって、「資産運用」は長く付き合っていく必要のあるものです。

悔いなきご判断をされますように。

 

※投資はあくまで自己責任です。許容できるリスクの範囲内で行いましょう。

では、ほなね〜!

 

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