どうも、えのきです!
今回は元ウォール街トレーダーであり、現在YouTuberとして活躍されている「高橋ダン」さんが使用するチャート分析ツール「MACD」の設定とその見方をTradingViewでご紹介します。
※この記事は高橋ダンさん著「世界のお金持ちが実践するお金の増やし方」を参考に作成しております。
それでは、いってみよ〜!
まずは移動平均線から
MACDを語る上で、移動平均線なしには語ることはできませんので、こちらから解説していきます。
移動平均線は一定期間の平均価格を折れ線グラフで表した分析ツールです。
その日を含めた一定期間の平均価格が毎日計算されます。
毎日値が移動することから「移動平均線(上チャートの青い線)」と呼ばれているのです。
MACD(マックディー)とは
MACDは移動平均線を進化させたトレンド分析ツールです。
どこが進化しているのか。
移動平均線(単純移動平均(SMA))
=一定期間の平均価格を折れ線グラフで表したもの
MACD(指数平滑移動平均(EMA))
=直近の価格を重視した移動平均
直近の価格を重視する分、値動きへの反応が早くなるのです。
MACDを使うことで上昇と下降の転換点がわかるようになります。
「ここで上がるかも!」「ここで下がるかも?」「まだ上がりそうだぞ!」「もう少し下がりそうだなぁ」といった判断ができるのです。
MACDの設定
Slow Length = 26
Source = close
Signal Smoothing = 9
Slow Length = 18
Source = close
Signal Smoothing = 6
Fast length は動きの速い(期間の短い)移動平均線、Slow Length は動きの遅い(期間の長い)移動平均線です。
これらの設定は世界中で多く使われており、信頼性が高いです。
多くの人が同じ設定を使えば使うほど、みんなが同じ形のチャートを意識するようになるからです。
「自分流」ではなく、みんなと同じ設定にすることがキホンのキですね。
MACDの見方
実際のチャートを例に、超カンタンなMACDの見方をご紹介します。
現在はコロナウイルスが大暴れしている不安定相場のため、「値動きが速いときのMACD設定」を採用します。
まず画面を2分割します。
下半分を見てください。
青色の線をMACD、黄色の線をシグナルと呼びます。
MACDがシグナルを上に突き抜けて、2線とも上を向くタイミングが主に2回ありますね。(青色の○)
このとき画面上半分のチャートが上昇し始めているのがわかります。
逆にMACDがシグナルを下に突き抜けて、2線とも下を向くタイミングが主に1回。(赤色の○)
このとき画面上半分のチャートが下降し始めているのがわかります。
クロスして2線が同じ方向を向くタイミングが上昇と下降の転換点なのです。
ちなみに
青色で○をつけたタイミングをゴールデンクロス
赤色で○をつけたタイミングをデッドクロス
と呼びます。
また、MACDとシグナルがクロスしたとしても2線が違う方向を向いている場合、トレンドはあまり強くないと判断します。
まとめ
では、ほなね〜!
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