【買って大丈夫?】株式投資をする前に考えたい6つの質問

新しく株式を購入する際、あなたはこんなメンタルになってはいませんか?

「今しかない!!ココだ!!」と。

熱くなって飛び込む前に、一旦コーヒーでも飲みながら落ち着いてみてください。

その際、チャートは見ちゃいけませんよw

あなたはあなたが思っているほど投資の準備ができていないかもしれません。

だからそんな頭をクールにする6つの質問を用意しました。

1.投資を理解しているか

誰かの「今日(今週か今月かもしれません。)の購入株」を鵜呑みにして購入することは、最良の長期投資戦略ではありません。

投資の参考にするのはいい考えですが、購入の前にその投資が自分にとってどのように機能してくれるのか(「ポートフォリオのバランスを整えてくれる」であったり、「長期的なリターンを期待できる」であったり)を理解する必要があります。

その投資でどれくらい利益を得ることができるのか、または損失を出す可能性があるのかを理解していない場合は、理解できるまで購入しない方がいいでしょう。

投資信託やETF(株や債券などの詰め合わせセット)であっても、目論見書(説明書のようなもの)を読むことが、投資を理解する方法の1つです。

目論見書は、私たちの代わりに運用してくれるファンドマネージャーが通常の市場及び異常な市場の下で、あなたのお金をどのように投資するのかを示しています。

また、ファンド手数料やファンドマネージャーの詳細についても理解することができます。

2.その会社は何をしているか

これは基本的な情報でありながらも、見えにくい(「見きれない」とも言えます。)情報でもあります。

ほとんどの企業は複数の製品を提供しています。

大きな企業ともなると、多種多様な業界で何百もの異なる商品を提供しています。

つまり、投資を考えている会社の商品ラインナップを深く理解することで、これから業績を押し上げる力を把握することができます。

「有価証券報告書」は、この情報を知る上で、最も優れた情報源です。

“株主への手紙”であり、事業のプレゼンテーションである有価証券報告書は一読の必要があるのです。

3.その投資はリスク許容度の範囲か

ニュースの見出しや他の投資家の動向は、私たちが想定している以上に私たちの投資戦略に影響を与えます。

それらの結果がそれぞれリスク許容度と一致していることを確認する必要があります。

あなたはより早い結果を求めて、より高い利回りの投資商品を購入する傾向があるかもしれません。

しかし、通常、利回りが高いほどリスクが高くなります。

リスクの高すぎる「投資不適格」国債に投資していることに気づくかもしれませんし、債権への意識を怠って高配当株に投資していることに気づくかもしれません。

さらにアグレッシブな投資家は、レバレッジETFに魅力を感じて、短期的な収益を2倍または3倍にする可能性もあります。

逆を言えば、市場のタイミングや他投資家の意識が違ったとき、短期的な損失を2倍または3倍にする可能性もあることを忘れないでください。

あなたが確認できる「含み益」・「利益」の数字はそのまま「含み損」・「損失」の数字になる(なっていた)かもしれないことを忘れないでください。

4.手数料はいくらか

投資方法に応じて、いくつかの手数料を支払わなければなりません。

  • 取引手数料
  • ファンド管理手数料
  • ファイナンシャルアドバイザー手数料

取引手数料と継続的な手数料は、投資コストを増加させます。

ETFのような低料金の投資を選択できるため、ある程度の手数料は避けられるのかもしれません。 

また、料金が潜在的な年間収益に見合うかどうかを判断する必要があります。

たとえば、同様のポートフォリオを構築できる投資信託があるにも関わらず、ファイナンシャルアドバイザーに年間1.5%の資産運用報酬を支払う必要があるのでしょうか?

ちょっとした調べる手間を加えることで、あなたは無駄な投資を避けることができ、投資リターンの改善につなげることができます。

5.なぜ今日買うのか

今日その株式を購入する理由、自信を持って言えますか?

「なぜ買うのか・なぜ売るのか」を書き留めるためにノートをとるといいでしょう。

私たちは往々にして、投資した理由をカンタンに忘れ、自分が間違えていても「自分は正しい」と都合の良い解釈をしてしまいます

あなたがノートを振り返れば、投資を始めた時の考え・ラインをズレなく思い出すことができます。

これは、予測を実際のパフォーマンスと比較するカンタンな方法でもあります。

6.いつ売るのか

出口戦略は非常に重要です。

株式を購入する前に、売却するときのことまで想像してみてください。

  • (良い意味でも悪い意味でも)いくらになったら売るのか。
  • 何歳になったら売るのか。
  • 一度にどれくらい売るのか。

一度に全ての株式を手放してしまうことはオススメしません。

段階式に、階段のように、指値を入れながら売っていくことをオススメします。

その理由は「タイミングのリスクヘッジ」です。

売却価格を平均化することにより、「安値で売ってしまった!!」という状況を回避するのです。

まとめ

元も子もないようなことを言いますが、これら6つの質問をしても、リスクのない投資にはなりません。

しかし、投資をする上でのストレスを軽減することはできます。

また、良い機会を逃さずに生かせる、そんな冷静で理想的な投資家になることもできます。

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