【簿記3級】売掛金と未収入金、買掛金と未払金それぞれのちがいを解説!

どうも、えのきです。

好きな家事は洗濯、嫌いな家事は洗い物です。

今回は、簿記を学習するなかでつまずきやすいポイントを詳しく解説していきます。

「売掛金と未収入金のちがいってなに?いっしょじゃない?」

「買掛金と未払金ってなにがちがうの?わからないよ」

という方に向けて書いています✎

じゃあ、さっそくいってみよ〜🍄

簿記3級の超超大前提

突然ですが、「簿記3級合格に必要なレベル」って知っていますか?

そう、意外にも簿記3級を取得した人もあまり知らないのが「簿記3級合格に必要なレベル」なのです。

じゃあ、その「簿記3級合格に必要なレベル」とは一体何か。

簿記3級のレベル

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基礎知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

(引用:商工会議所の検定試験)

https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class3

と書いてあります。

何かムズカシそうに書いてありますが、要するに

個人商店を経営できるレベル

ということです。

個人商店をカンタンにいうと、

八百屋(やおや)さん、お魚屋さん、くだもの屋さん、お肉屋さん

あたりを思い浮かべてください。

全部「食べ物」で申し訳ない。。。(笑)

これらの〇〇屋さんは、自分たちで何か作っているでしょうか?

何も作っていませんよね?

どこかの食べ物を育ててくれる人から買って、私たちに売っています。

簿記3級では、このようなビジネスモデルを想定しているわけです。

じゃあ今回は「八百屋さん」を主人公に見ていきましょう。

売掛金(買掛金)とは?

売掛金(うりかけきん、英: accounts receivable)は、掛取引によって商品を販売した場合に将来代金を受領する権利(債権)をいう。

(引用:ウィキペディア)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%B2%E6%8E%9B%E9%87%91

ムズカシイですね(・_・;)

八百屋さんで考えてみましょう。

例えば、八百屋さんが近くの小学校の給食にキャベツを売っていたとします。

毎週毎週何百個も売っています。

この時、毎回毎回キャベツを渡す時にお金をもらっていたら、お互いにめんどうですよね?

だったら、毎月月末にまとめてお金をもらいましょう(これを「掛け(かけ)」といいます。)、となります。

これが「売掛金」の仕組みです。

八百屋さんは小学校に対してキャベツ(商品)を渡すたびにお金を受け取るのではなく、「売掛金」という勘定科目名で代金をカウントしておくのです。

仕訳
売掛金 100/売上 100

この時、小学校側の仕訳は「買掛金」という勘定科目で処理します。

仕訳
仕入 100/買掛金 100

未収入金(未払金)とは?

営業取引以外の取引により資産を売却した際に生じる債権を未収金として計上する。

(引用:ウィキペディア)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E5%8F%8E%E9%87%91

またムズカシイですね(・_・;)

また八百屋さんで考えてみましょう(笑)

例えば、八百屋さんが野菜運搬用で使っていたトラックをお肉さんに売ったとします。

ただし、お肉屋さんが「月末まで待ってくれ〜」と言ってきたため、月末まで待ってあげることとします。

これが「未収入金」です。

八百屋さんはトラック(車両運搬具)を売ってお金を受け取るのではなく、「未収入金」という勘定科目名で代金をカウントしておくのです。

仕訳
未収入金 1,000/車両運搬具 1,000

この時、お肉屋さん側の仕訳は「未払金」という勘定科目で処理します。

仕訳
車両運搬具 1,000/未払金 1,000

売掛金(買掛金)と未収入金(未払金)のちがいとは?

売掛金未収入金「資産」の項目。

買掛金未払金「負債」の項目。

売掛金と未収入金は「債権」と呼ばれます。

「債権」とは、取引相手に対して「貸し」がある状態です。

買掛金と未払金は「債務」と呼ばれます。

「債務」とは、取引相手に対して「借り」がある状態です。

じゃあ、結局どこがちがうのか。

それは

本業に関係があるお金かどうか

です。

“営業活動から生じる債権(債務)かどうか”

とよくいわれますが、ちょっととっつきにくいですよね。

つまり、

  • 本業でうまれた「貸し(借り)」→売掛金(買掛金)
  • 本業じゃない方法でうまれた「貸し(借り)」→未収入金(未払金)

具体例をあげてみましょう。

小売店(八百屋さんとかスーパーとか)

なら、商品を仕入れて、販売する。

メーカー(味の素とかパナソニックとか)

なら、素材を仕入れて、製品を製造して販売する。

これらが営業活動(本業)です。

これらの取引には売掛金(買掛金)を使用します。

それ以外の

有価証券(株式や債権)の取引や固定資産(土地や建物)の取引は、

営業活動(本業)ではないため、未収入金(未払金)を使用します。

まとめ

売掛金と未収入金、買掛金と未払金それぞれのちがいは

本業に関係があるお金かどうか

簿記3級においては、主人公は八百屋さんと思ってもらって構いません。

野菜(商品)に関する取引かどうか、これが明確なちがいです。

以上、「【簿記3級】売掛金と未収入金、買掛金と未払金それぞれのちがいを解説!」でした!

「ここわからないよー」ってお問い合わせだったり、ご要望があればコメントいただけると嬉しいです😆

では、ほなね〜🍄

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