どうも、えのきです🍄
・短期投資に興味のある方
・チャート分析方法を知りたい方
サラリーマンふとし
前回は短期投資の基本と超カンタンなチャートの見方を紹介してまいりました。
今回は短期投資に使えるチャートの見方4つをご紹介していきます!
どれも奥は深いですが、基本を理解するのはムズカシくありませんので、ぜひ読んでいってください!
【要約】本「お金の増やし方」を解説!〜短期投資編①〜(ネタバレ・口コミ・感想)
短期投資を理解して、暴騰・暴落を恐れない準備をしていきましょう!
では、いってみよ〜🍄
MACD
MACD(マックディー)とは
MACDは移動平均線を進化させた分析ツールです。
では、どこが進化したのか。
それは
移動平均線=一定期間の平均価格を折れ線グラフで表したもの。「単純移動平均(SMA)」と呼ばれる
MACD=直近の価格を重視した移動平均。「指数平滑移動平均(EMA)」と呼ばれる
直近の価格を重視する分、値動きへの反応が早くなるのです!
サラリーマンふとし
それは、このMACDを使うことで
上昇と下降の転換点
がわかるようになるのです!
つまり「ここで上がるかも!」「ここで下がるかも?」「まだ上がりそうだぞ!」「もう少し下がりそうだなぁ」といった判断につながるのです!
MACDオススメ設定
さっそくオススメの設定をご紹介します。
Slow Length = 26
Source = close
Signal Smoothing = 9
Slow Length = 18
Source = close
Signal Smoothing = 6
Fast lengthは動きの早い(期間の短い)移動平均線、Slow Lengthは動きの遅い(期間の長い)移動平均線です。
MACDの見方
実際のチャートを例に、超カンタンなMACDの見方をご紹介します!
現在はコロナウイルスが大暴れしている不安定相場のため、「値動きが速い時のMACD設定」を採用します。
まず画像を2分割します。
下半分を見てください。
青色の線をMACD、黄色の線をシグナルと呼びます。
MACDがシグナルを上に突き抜けて、2線とも上を向くタイミングが主に2回ありますね!(青色の◯)
このとき、画像上半分のチャートが上昇し始めているのがわかると思います。
逆に、
MACDがシグナルを下に突き抜けて、2線とも下を向くタイミングが主に1回ありますね!(赤色の◯)
このとき、画像上半分のチャートが下降し始めているのがわかると思います。
クロスして2線が同じ方向を向くタイミングが上昇と下降の転換点なのです!
ちなみに、
青色で◯をつけたタイミングをゴールデンクロス
赤色で◯をつけたタイミングをデッドクロス
と呼びます。
また、MACDとシグナルがゴールデン(デッド)クロスしたとしても2線が違う方向を向いている場合は、あまり上昇(下降)トレンドは強くないと判断することができます。
ストキャスティクス
ストキャスティクスとは
MACDと似ていて、
上昇と下降の転換点
がわかるようになります!
さらにストキャスティクスはMACDよりも相場の転換点を見やすいため、私個人的にもオススメの指標です。
(両方共を見て判断するほうが確実性は増します)
つまり投資判断で立ち尽くすのではなく、アクセルを踏むのかブレーキをかけるのか、はたまたバックするのか適切な判断ができるわけです。
ストキャスティクスオススメ設定
D = 6
Smooth = 6
D = 3
Smooth = 3
ストキャスティクスの見方
実際のチャートを例に、超カンタンなストキャスティクスの見方もご紹介します!
MACDと同様に、「値動きが速い時のストキャスティクス設定」を採用します。
まず画像を2分割。
下半分を見てください。
青色の線を%K、黄色の線を%Dと呼びます。
%Kが%Dを下から上に突き抜けて、2線とも上を向くタイミングが6回ありますね!(青色の◯)
このとき、画像上半分のチャートが上昇し始めているのがわかると思います。
逆に、
%Kが%Dを上から下に突き抜けて、2線とも下を向くタイミングが5回ありますね!(赤色の◯)
このとき、画像上半分のチャートが下降し始めているのがわかると思います。
クロスして2線が同じ方向を向くタイミングが上昇と下降の転換点なのです。
ちなみにストキャスティクスにおいても、
青色で◯をつけたタイミングをゴールデンクロス
赤色で◯をつけたタイミングをデッドクロス
と呼びます。
また、MACDと同様に%Kと%Dがゴールデン(デッド)クロスしたとしても2線が違う方向を向いている場合は、あまり上昇(下降)トレンドは強くないと判断することができます。
いかがでしょうか?
ストキャスティクスの方がMACDよりも相場の転換点が見やすいように感じませんか?
さらにMACDでもストキャスティクスでも共通して注目したタイミングはより大きく価格変動が起きているようにも見えます。
つまりMACDとストキャスティクス、見方は似ているのですから、両方使って分析してみると投資成績は大きく伸びるかもしれませんね。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドはチャート上の中心線(移動平均線)とバンド(標準偏差)で構成される分析ツールです。
特徴としては、ボラティリティ(変動率)が高くなるとバンドのライン幅が上下に広がり、ボラティリティが低くなるとバンドのライン幅が狭くなります。
サラリーマンふとし
それは、ボリンジャーバンドとチャートを重ねることで
価格が異常なのかどうか
がわかるようになるのです!
つまり、「これから短期的に上がる(下がる)だろうな」ということが判断できるわけです!
ボリンジャーバンドオススメ設定
標準偏差 = ±2σ
標準偏差を±1σ、±3σとする場合もあります。
この標準偏差の設定が分析にどう影響するのか、次で見ていきましょう。
ボリンジャーバンドの見方
実際のチャートを例に、超カンタンなボリンジャーバンドの見方もご紹介します!
ボリンジャーバンドの着眼点は主に「チャートがバンドを突き抜けるタイミング」です。
チャートがバンドを上から下に突き抜けるタイミングが4回ありますね!(青色の◯)
このときすぐにバンド内に戻ろうとチャートが上昇しているのがわかると思います。
逆に、
チャートがバンドを下から上に突き抜けるタイミングが3回ありますね!(赤色の◯)
このときすぐにバンド内に戻ろうとチャートが下降しているのがわかると思います。
±2σ = 約95.4%
±3σ = 約99.7%
チャートがバンドを突き抜けるとそれは異常な価格。
すぐに正常な価格に戻ろうと反発するところを狙うのです。
ちなみに±2σを突き抜ける確率は4.6%です。
前述のMACDやボリンジャーバンドとは視点が少々異なりますが、投資タイミングというのは案外頻繁に転がっているのかもしれませんね^^;
RSI
RSIとは
RSIは
歴史的に見て価格が過大(過小)評価されているか
を折れ線グラフで表した分析ツールです。
つまり、「相場が加熱しているな」「売られすぎているな」といった判断ができるわけです!
RSIオススメ設定
上の帯 = 70
下の帯 = 30
この設定は、価値を数値で表したときに30〜70の幅で見ているという設定になります。
RSIの見方
実際のチャートを例に、超カンタンなRSIの見方もご紹介します!
まず画像を2分割。
下半分を見てください。
RSIが30をタッチしそうなタイミングがありますね!(青色の◯)
このとき、画像上半分のチャートが上昇し始めているのがわかると思います。
逆に、
RSIが70を下から上に突き抜けるタイミングがありますね!(赤色の◯)
このとき、画像上半分のチャートが下降し始めているのがわかると思います。
ただし、RSIが30を下回ってさらに下がることもあります。
過去5年間にRSIが20を下回っていなくて、現在20未満になったというのであれば買うという判断基準を設けてもいいでしょう。
私個人的には、RSIだけを使用すると投資機会が少なくなってしまうので、他の分析ツールと組み合わせて参考にするといった程度にしています。
まとめ
・「ボリンジャーバンド」は価格が異常値なのか正常値なのかがわかる
・「RSI」は歴史的に価格が過大(過小)評価されているかがわかる
最後まで読んでくださったあなたの「短期投資」への意識は大きく変わったのではないでしょうか?
チャート分析は、それだけで1冊の本ができあがってしまうほど奥深く、複雑です。
それでも上記のようなカンタンな見方をいくつか組み合わせることで収益につなげることもできるのです。
また今後、分析ツールを一つ一つ解説していければな、と思います!
著者高橋ダン氏のYoutubeも貼っておきますので、ぜひご覧ください!
では、ほなね〜🍄